ファイヤーマンとチルドレンのために
- 疋田 司
- 不動産部
みづほ不動産の疋田です。
パリオリンピック真っ最中ですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
以前、ドイツだったかのスポーツ文化についての本を読んだ時になるほどなと思った一文がありました。
それは、あちらでは道路で子ども達がサッカーをしてたりして遊んでいたら、車は他の道を通るんだそうですね。
日本で同じ場面に遭遇したら、運転手はクラクション鳴らして、なんだったら窓開けてひと腐れ言われるところでしょう。
どちらが正しいかとかどちらが良いかとかは別として、国が違うと文化もここまで違うかといういい例のような気がしたものです。
そこで今日は道路のお話。
↑ 羽黒町松尾の売地に接している道路は広くて快適
お家を建てる時、その土地は道路に面しているのかどうか?
これがとても大切な条件になっております。
しかも4メートル以上の道路に、2メートル以上接していないといけないという厳しいルールがあるんです。
これを満たしていないと建物は建てられません。建築不可な土地にあたります。
↑こんな風な図面をみづほ不動産では表示しています
城下町である鶴岡市は、昔ながらの街の特徴として道路に接していない土地がたくさんあります。
その場合、なんとかして道路に接するため(接道という)隣地を取得したり、私道を作って他人の敷地を通られるようにするのですが、形が旗のような形になりいわゆる『旗地』が生まれます。
なお、建築物が建てられるように私道を道路として認めてもらう場合は各自治体に相談します。
(必ず認定してもらえるとは限りません)
ではなぜ、4メートルの道路に2メートル接している必要があるのでしょうか?
理由は簡単で、火災の際に消防車が通れるようにするためです。
(建築基準法第43条)
↑ こんな風にお預かりした物件はすぐに幅を測ります
金融機関によっては融資承認が得やすくなるには、接している道路の幅や接道している長さも影響すると言われています。
実際、道路の幅は広い方が駐車しやすくなるので女性には人気です。
査定する際も接している道路の状況は金額に影響することもよくあるんです。
行き止まりや狭い道路が多い鶴岡市ですが、その分交通量が少ないメリットもあるんですよね。
という事は、子ども達が道路でサッカーしたりゴム跳びしたりするには最適な街なのではないでしょうか。
迂回して!とまでは言いませんがせめて、子どもたちが遊んでいたら「ごめんねごめんねー」って言ってそおっと脇を通っていくくらいの心の余裕で通行する、そんな街になれば良いなと一市民として願っています。
その傍ら中学生女子バレークラブチームと子ども食堂を主宰しているのですが、今人生が楽しくて仕方ありません。
6度の転職で培った豊富な経験を不動産のお取引にも生かしています。
空き家をどうしたら良いかわからない時はどうぞ「みづほの実家じまい」をご利用ください。
お家の中に残っているお荷物はそのままで買取や売買仲介をいたします。